これから新築の家を建てたりリフォームをする際に、ガスコンロも流行のものに変更したいと思うのは当然のことと言えます。
しかし、普段からガスコンロのことを考えているわけではありませんし、知識なんて持ち合わせているわけもありません。
そこで、今回はガスコンロのビルトインに焦点を当ててみましましたので、これからガスコンロを設置されるかたには必見です。
ビルトインのガスコンロって何?
ガスコンロは使ったこともあれば聞いたこともあるはずです。
しかし、ビルトインという言葉はどうでしょうか。
ビルトインとは、建築段階から設備などがあらかじめ埋め込まれている方式のことを表します。
もっと解りやすく言いますと、建物の構造と一体化しているといえば解りやすいでしょうか。
キッチンではビルトインコンロになり、その他には食器洗浄機やオーディオ、エアコン、クローゼットなどがビルトインとして利用されています。
ビルトインコンロとは別に、据え置き型のコンロも存在しています。
ビルトインのガスコンロのデメリット
ビルトインコンロが注目を集めていたとしても、利用しない人もいれば真っ先に利用する人もいます。
なぜなら、ビルトインコンロにもデメリットがあるからです。
個人での取り付けが難しい
据え置き型のコンロとは違い、ビルトインコンロは個人での取り付けが難しいというデメリットがあります。
なぜなら、資格なしで勝手に作業をしてしまうと法的にNGですし、なにより誤った設置方法ですと大きな事故につながりかねないからです。
ですから、費用を少しでも削りたいと思う気持ちはあるかもしれませんが、ビルトインコンロの場合は絶対にプロにお願いするようにしましょう。
また、ビルトインコンロの仕組み上、分解などはできないためこまめに掃除をしておく必要があります。
据え置き型のコンロよりも値段は高め
据え置き型のコンロと比較すると、ビルトインコンロのほうが値段が高くなりがちです。
それは、高機能なものをつけているビルトインコンロもあるからです。
ですが、その分性能が良いということですから高いからと言って懸念する必要はありません。
機能的に満足すれば、ビルトインコンロを選択するべきと言えます。
ビルトインのガスコンロのメリット
ビルトインコンロのデメリットには、価格や設置に関するものがありましたが、メリットはどうでしょうか。
掃除がしやすい
ビルトインコンロのメリットに、掃除のしやすさがあげられます。
なぜなら、据え置き型のコンロのように隙間や段差がないからです。
据え置き型のコンロの場合は、ピッタリ設置できたとしても、少しばかりの隙間ができてしまうものです。
ちょっとした隙間に油汚れやホコリ、ゴミなどが溜まってしまい汚くなってしまいます。
ビルトインコンロの場合は、そもそも隙間や段差がないため掃除が非常に楽と言うメリットがあります。
安全に利用できる
据え置き型のコンロよりも、ビルトインコンロのほうが安全面において優れているというメリットがあります。
それは、ガス管がビルトインコンロのなかに組み込まれているからです。
ですからガス漏れの心配がなくなるというわけです。
据え置き型のコンロですと、ガス管がむき出しのためガス漏れをおこしてしまう可能性があります。
見た目が美しい
ビルトインコンロのメリットして、見た目がスッキリして美しいことがあげられます。
やはり、据え置き型のコンロですと、どうしても設置時に隙間が空いてしまいます。
その隙間がもったいないですし、調理時における汚れも飛びちってしまい見た目的にひどくなってしまうものです。
ビルトインコンロの場合は、見た目がそもそもキレイですから、ストレスなく利用することができます。
ビルトインコンロの選びかた【天板】
ビルトインコンロを導入したいと思ったときに、いくつかの選ぶべきポイントがありますので、お伝えします。
まずは、ビルトインコンロの天板です。
ガラストップ
ビルトインコンロのなかで、もっとも人気のある天板がガラストップです。
耐久性が強く、掃除のしやすさからガラストップが支持されている傾向にあります。
また、たくさんのデザインが発売されているため、見た目にも楽しめるという特徴があります。
ガラスコート
ホーローをガラスでコーティングしたものが、ガラスコートです。
ガラストップと名前が似ているので、どこがどう違うのかが気になるところ。
ガラスコートは、ガラストップにくらべ透明感はありません。
ですが、鉄の強さが入っているためかなり丈夫という特徴があります。
ホーロー
ホーローとは、鉄やアルミにガラスを焼き付けたものを表します。
ホーローと言えば、鍋などにも利用されているため使ったことがある人も多いはずです。
鉄の強さと耐久性を持ち合わせているため、昔から人気のある天板でもあります。
アルミトップ
その名の通り、アルミでできた天板のことをアルミトップと言います。
アルミは性質上、熱の分散性が高いこともあり汚れがつきにくいという特徴があります。
また、アルミトップは衝撃に強いため長持ちしてくれます。
ステンレス
基本的に業務用につくられた天板がステンレスです。
やはり業務用メインと言うこともあり、家庭用のステンレス製のガスコンロはあまり販売されていません。
ですから、ガスコンロの天板を選択するのであれば、ステンレス以外を選ぶべきと言えます。
ビルトインコンロの選びかた【火口の数】
ビルトインコンロには、大きく分けて2口と3口コンロが販売されています。
基本的に、現在販売されているのは3口コンロが多いです。
ですが、なかには2口コンロが良いという人もいますので、好きなタイプを選ぶようにしましょう。
ただし、すでにビルトインコンロを設置済みの場合、2口コンロを3口コンロに変更することは難しいので注意しましょう。
ビルトインコンロの選びかた【サイズ】
ビルトインコンロには、サイズが2種類あります。
60㎝と75㎝のタイプがありますので、キッチンに合った適切なサイズを選ぶべきと言えます。
60㎝の場合はコンパクトですから、その分調理スペースを広めに確保できます。
75㎝の場合は、天板の幅に余裕があるため大きめのお鍋やフライパンを置いてもストレスになりにくい傾向にあります。
どちらにもメリットがありますので、しっかりイメージして選びましょう。
ビルトインコンロの選びかた【魚焼きグリル】
ビルトインコンロを選ぶ際に、忘れてはいけないものがあります。
それは魚焼きグリルをどうするかです。
基本的には、両面焼きと片面焼きの機能から選ぶことができますが、近年では両面焼きが主流になってきています。
また、グリルで必須だった水を入れる必要がないタイプのコンロも登場し、非常に便利になりました。
ご予算などに余裕があるのであれば、オートグリル機能などのビルトインコンロを選ぶとより魚焼きが簡単になります。
まとめ
ガスコンロを新しく設置する際に、かならずといっていいほどビルトインコンロの存在が気になっているはずです。
ですが、ビルトインコンロとひとくちに言っても、天板の種類も違えばデザインも変わってくるため、非常に悩ましい問題になってしまうでしょう。
もし、ビルトインコンロの選びかたに迷ったのであれば、プロに相談してみることをおすすめします。