そこだけリフォーム

ガスコンロの設置は自分でできる?できない?大きな事故にならないために

引越しをする際に、家にあった冷蔵庫や洗濯機などを一緒に持って行くこともあるはずです。

 

その際に、ガスコンロも取り外しをして設置するわけですが、ガス関連ということもあり、自分で取り外して設置をするのが怖いと

思うのは当然のことと言えます。

 

取り外しや設置時に、ガスによる事故やケガをしたらどうしようなんて思うと、取り扱いに困るというわけです。

 

そこで今回は、ガスコンロの設置は自分でできるのか、できないのであればどうするべきなのかをお伝えしますので、参考にしてみてください。

 

新居に持って行けないガスコンロがある

 

実は、引越しの際に持って行けるガスコンロと持って行けないガスコンロがあります。

 

ガスコンロには2つのタイプがありますが、ビルトインタイプは持って行くことができません。

 

それは、すでにガスコンロが組み込まれているからです。

 

逆に、通常のテーブルコンロであれば取り外しができますし、新居でもそのまま使える可能性があります。

 

ガスコンロを安全に新居へ持って行くためには

 

やはり、根本的なことから考えるとガスということに違いありません。

 

つまり、何らかの操作を誤ると大きな事故につながる可能性も捨てきれません。

 

たとえば、ガス漏れしっぱなしで爆発がおきてしまうということもゼロではありません。

 

ガスコンロを取り外す際には、かならず元栓を閉めてから行うことがとても重要ではないでしょうか。

 

また、ガスコンロ周りは金属部分が露出している部分がありますし、作業で力を要することもありますので、軍手をつけて作業するようにしてください。

 

古いガスコンロを新居に持って行くのではなく処分する場合は、正しい方法で対応するべきです。

 

ガスコンロを処分する方法

 

ガスコンロは燃えるゴミではないため、いつものように捨てるのはよくありません。

 

ガスコンロを処分する方法として、粗大ごみとして捨てたり不用品回収業者に依頼したりする方法があります。

 

また、普通に使えるのであればリサイクルショップなどに買取ってもらうことも可能です。

 

安全装置がないガスコンロは交換しよう

 

もし、今ご利用しているガスコンロを新居でも使いたいと思ったときに、気をつけるべき事があります。

 

それは、ガスコンロに安全装置がついているのかそうではないのかです。

 

とくに2008年以前に製造されたガスコンロは、安全装置が義務付けられていなかったため、新しいものと交換するべきと言えます。

 

もともとガスコンロによる火事がかなり多かったこともあり、すべてのガスコンロに安全装置の設置が義務付けられたというわけです。

 

安全装置には、調理油過熱防止装置と立ち消え安全装置の搭載が義務付けられています。

 

調理油過熱防止装置とは、ガスコンロの温度が250度になると自動で消化してくれる機能のことを表します。

 

立ち消え安全装置とは、鍋などの吹きこぼれによりガスを止めてくれる装置のことを表します。

 

どちらの機能も、火事になることを大いに防いでくれるため引越しをされるのであればこのタイミングで新しいものに設置するべきと言えます。

 

ですから安全のことを考えるのであれば、かなり古いガスコンロを使い続けるのは得策と言えません。

 

ガスコンロの設置で失敗しない方法

 

では、もし新居にガスコンロを持って行って設置する場合はどのようなことに気をつけるべきなのでしょうか。

 

ガスの種類をチェック

 

まず、ガスには大きく分けて2種類あります。

 

それは都市ガスとLPガスです。

 

もし、ガスコンロを新居に持って行くのであればこの2つを確かめておくべきと言えます。

 

なぜなら、部品の交換が必要になるからです。

 

もし、引越し前の自宅がLPガスなのか都市ガスなのかが解らないのであれば、明細書などで確認してください。

 

ほとんどのケースで、LPガスと書いていればプロパンガスですし、A12などの記載であれば都市ガスということがわかります。

 

ガス栓の形をチェック

 

ガスコンロを使う際に重要な役割を果たしてくれるのが、ガス栓です。

 

ガス栓にはコンセント型とホースエンド型の2種類があります。

 

どちらも、ゴム管と接続方法が異なるため要注意です。

 

もし心配であれば、取扱説明書などを見て適切な対応をするようにしましょう。

 

ゴム管の種類をチェック

 

ゴム管も、サイズが異なるためしっかり合ったものを取り付ける必要があります。

 

ゴム管はホームセンターなどにも売っていますが、サイズが異なったものを取り付けてしまうとガス漏れしてしまう可能性があるため注意してください。

 

さらに、都市ガスとLPガスでもゴム管の種類が違うため間違えないようにしましょう。

 

設置できているかをチェック

 

もし自力でガスコンロを設置できたのであれば、実際に使えるのかどうかを確認しなければなりません。

 

それは、使えなければただガスコンロを設置しただけになってしまうからです。

 

設置場所の幅をチェック

 

ガスコンロには、60㎝タイプのものと56㎝タイプのものがあります。

 

もし引越し前に使っていたガスコンロのサイズが60㎝だったとして、新居で設置できるサイズが56㎝までだった場合は、

綺麗に設置できない可能性があります。

 

ですから、ガスコンロのサイズと新居のガスコンロが置ける幅をしっかり確認しておくべきと言えます。

 

引越しによるガスコンロの移動方法

 

引越しをする場合、今まで使っていたガスコンロをそのまま使うことも想定できます。

 

では、どうやってガスコンロを持って行けばいいのでしょうか。

 

引越し業者にお願いをする

 

いちばん手っ取り早い方法として、引越し業者にガスコンロの設置をお願いすることがあげられます。

 

基本的に引越しをする場合は、引越し業者に依頼することがほとんどですから、ついでにお願いすることも考えられます。

 

ですが、ガスコンロの設置は基本的に別途費用がかかる場合が多いため、あらかじめ聞いておくとベストです。

 

ガスコンロの専門業者にお願いをする

 

もっとも安心な方法と言えば、ガスコンロの専門業者にお願いをすることです。

 

さすがにその道のプロですから、すべてお任せできるというメリットがあります。

 

ただし、引越し業者と同じようにいくらかの料金がかかるため、事前に確認しておくべきです。

 

また、今のガスコンロが古いのであれば交換するタイミングや、おすすめのものも聞けるというメリットがあります。

 

自分で対応する

 

引越しも自分でやる、なったときにはガスコンロもきっと自分で対処するはずです。

 

もちろんできないことはないですが、しっかりとやり方を覚えておかないと大きな事故になりかねませんので、細心の注意を払って

取り外しと交換をしましょう。

 

ガスコンロをそのまま使うのなら掃除はしておこう

 

もし、今まで使っていたガスコンロを新居でも使う予定でしたら、かならず掃除をしてから持って行くべきと言えます。

 

せっかくの新居ですし、汚れたガスコンロをそのまま使うのはあまりよくないかもしれません。

 

ですから、引越し前にありったけの汚れを落としてから新居へ持って行くようにしましょう。

 

まとめ

 

引越しの際にガスコンロをそのまま持って行くのであれば、安全装置の有無を確認しましょう。

 

また、古いガスコンロを処分して、新しいものを設置する際にも新居に合ったものを選ぶ必要があります。

 

もしガスコンロの設置で迷ったのであれば、プロに問い合わせしてみてはいかがでしょうか。