これからガス給湯器を選ぶ際に、絶対に迷ってしまうことがあります。
それは、ガス給湯器のメーカーをどこにするかではないでしょうか。
なぜなら、ガス給湯器をいちど設置すると最低でも10年は使い続けるからです。
もし何も知らずに選んだメーカーが微妙だった場合、後悔したまま長く使い続けないといけません。
そこで今回は、ガス給湯器のメーカーはどこがおすすめなのかをお伝えしますので、参考にしてみてください。
ガス給湯器のメーカーについて
ガス給湯器とひとくちに言っても、さまざまなメーカーが存在していることをご存知でしたでしょうか。
まずは、ガス給湯器のメーカーについて見ていきましょう。
リンナイ
リンナイとは、愛知県名古屋市にあります給湯器や厨房・空調機器などを取り扱っている大手メーカーのことを表します。
もともとは、ナイリンという名前でしたがゴロが悪いので今のリンナイとなりました。
リンナイの歴史はとても古く、なんと1920年に設立されてから現在にいたるまで第一線で活躍していることから非常に安定したメーカーと言えます。
リンナイのガス給湯器は、かなりの人気があります。
なぜなら技術のリンナイと言われているからです。
やはり、安全に利用するためにしっかりした技術が詰まっている設備を使いたいものです。
また、リンナイは給湯器のシェアが国内トップですから、ほとんどのユーザーがリンナイのガス給湯器を選んでいる傾向にあります。
ノーリツ
リンナイにつぐ、人気のガス給湯器のメーカーがノーリツです。
ノーリツは、兵庫県神戸市にあります給湯器やキッチン機器などを取り扱っているメーカーです。
給湯器では、国内シェア率が2位と安定した人気を誇っています。
ノーリツも、リンナイ同様にかなりの老舗ですから給湯器を設置するのであれば間違いのないメーカーといっても過言ではありません。
パロマ
パロマは、リンナイやノーリツよりも古く名古屋市にて1911年に設立されたガス関連機器のメーカーです。
すでに、設立から100周年を過ぎているため長きにわたり愛されているメーカーでもあります。
しかも、当初からガス器具をメインに取り扱いしていたため、どこよりもノウハウを持っているというわけです。
パーパス
パーパスというメーカーは、あまり馴染みがないかもしれません。
パーパスとは、ガス給湯器などを制作するメーカーのことを表します。
もともとは高木産業という社名でしたが、2011年に現在のパーパスに変更したため、一般の人にはあまり馴染みのないメーカーと言えるわけです。
実はパーパスは、ガス給湯器のエコジョーズをはじめて販売したメーカーでもあるためエコジョーズのパイオニアと言っても過言ではありません。
しかし、リンナイやノーリツにはシェア率が及ばないため、これからのメーカーでもあります。
CHOFU
CHOFU(長府)は、山口県にあります給湯器や空調設備に関連するものを製造販売しているメーカーのことを表します。
CHOFUでは、ガス給湯器をはじめエアコン、太陽光関連などさまざまなものを取り扱っているという特徴があります。
ですが、リンナイやノーリツなどに比べて知名度が低い傾向にあります。
ガス給湯器のメーカーはどうやって選ぶべき?
いくつかのガス給湯器のメーカーがあることを知ったのであれば、次にどこのメーカーを選ぶべきなのかを迷ってしまうはずです。
デザインで決める
メーカーが違えばデザインも異なります。
基本的に、ガス給湯器の本体よりかもリモコンのデザインを重要視したいところです。
各メーカーで比較すると、そこまで大きなデザインの差はありませんが、一目見て気に入ったものがあればチェックしておきましょう。
価格で決める
ガス給湯器を選ぶ要素として挙げられるのが、価格ではないでしょうか。
ガス給湯器そのものは、気軽に購入できる価格帯ではないため、慎重に選ぶ必要があります。
もちろんメーカーによっても価格は異なりますが、機能性やサイズによってもまったく違ってくるため、予算にあったものを探すべきと言えます。
号数で決める
実はガス給湯器には、大きさを決める号数というものが存在しています。
この号数が大きければ大きいほど容量が大きくなります。
基本的には、16号、20号、24号から選ぶことができます。
16号は普通にシャワーを使うことができますが、給湯との同時使用には力及ばずの可能性があります。
16号は単身にピッタリな給湯器です。
20号は、シャワーはもちろん給湯も同時に使えるため、困ることはそこまでありません。
20号は、2人家族向けくらいがちょうど良いです。
24号は、シャワーも給湯もかなり余裕をもって使えるため、4人以上の家族向けと言えます。
従来の給湯器かエコジョーズかを選ぶ
ガス給湯器には、従来のものとエコジョーズの2種類あります。
ですから、どらかを選択する必要があります。
初期費用を抑えたいのであれば従来のガス給湯器を、年間のコストを抑えたいのであればエコジョーズをおすすめします。
しかし、長い目で見て利用し続けるのであれば、エコジョーズ一択にしておけば間違いないでしょう。
設置タイプで選ぶ
給湯器には、いくつかの設置タイプがあります。
たとえば、戸建てとマンションではガス給湯器の設置場所が異なるため、気にしなければならない項目でもあります。
戸建てであれば、壁掛けタイプや据置タイプなどがあります。
マンションであれば、壁掛けタイプやPS標準設置タイプ、PS窓内設置タイプなどがあります。
これらの設置タイプは、自分では解らないはずですからプロの業者に聞いてみることをおすすめします。
フルオートかオートを選ぶ
ふろ給湯器や給湯暖房熱源機において、オートかフルオートかを選ぶ必要があります。
まずは、フルオートから見ていきましょう。
フルオートは、お湯はりから追い焚き、保温、足し湯まですべてを自動で対応してくれます。
オートでは、お湯はりから追い焚き、保温までを自動で対応してくれます。
もし、すべてを自動で設定したいと思うのであればフルオートを、そこまでこだわりがないのであればオートを選ぶべきと言えます。
ガス給湯器のメーカーで選ぶ
リンナイ
リンナイのガス給湯器は、リモコン操作が簡単なため、どんな人でも使いやすいという特徴があります。
またリンナイでは、消費電力を抑えてくれる機能がついているため、長い目で見ればランニングコストを最小限に抑えることができます。
ガス給湯器で使いやすさやランニングコスト重視の場合は、リンナイを選んでおけば間違いないでしょう。
ノーリツ
ノーリツのガス給湯器は、サビに強く長持ちしやすいというメリットがあります。
つまり、ガス給湯器を買い替える回数が減る可能性が高いというわけです。
また、ノーリツでは環境省が推奨しているエコファースト制度の認定を受けているため、環境に配慮されたメーカーでもあります。
もし、ガス給湯器を長持ちさせたいし環境にも配慮したいと思うのでしたら、ノーリツを選んでおきましょう。
まとめ
ガス給湯器にも、メーカーはいくつかあるため、どれにするべきなのかを非常に迷ってしまうものです。
ですが、どういう使い方をしたいのかが解ればある程度は絞れるため、ぜひ自分や家族に会ったガス給湯器を探してみてはいかがでしょうか。