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給湯器が故障したら修理するべき?交換するべき?そのタイミングについて

どういう機械にも該当しますが、長いこと使っているといつかはガタがきてしまい、故障かも?と思ってしまいます。

 

その場合、修理をするべきか新しく交換するべきかを迷ってしまうことでしょう。

 

それは給湯器にも該当します。

 

せっかく交換したのに、修理で良かった、また修理したのに交換するべきだったなんてことになると、非常に嫌な気持ちになってしまうものです。

 

今回は、給湯器が故障したら修理をするべきなのか、交換するべきなのかをお伝えします。

 

まずは給湯器の故障について知っておこう

 

機械が故障するということは、何らかの不具合が起きていることには間違いありません。

 

ですから、故障する原因を知っておけば落ち着いて対処できるはずです。

 

経年劣化による故障

 

人間でも年をとれば、病気になりやすい体になってしまいます。

 

もちろん、病院へ行く回数も増えてくることでしょう。

 

それは機械も同じことが言えます。

 

機械も長いこと使えば、ガタが出てきますし、メンテナンスを怠ってしまうと故障へと近づいていくものです。

 

給湯器を設置してから10年経てば、何かしらの不具合がでてくるかもしれませんし、12年、13年経過すると、完全に故障して

交換対象になることも考えないといけません。

 

凍結による故障

 

実は、給湯器が凍結することで故障する場合があります。

 

水は0度になると凍ってしまう特徴があるため、配管内が冷やされることでお湯が行き来できなくなってしまいます。

 

通常であれば、お湯が流れている場合は配管が凍結することはありません。

 

しかし、長期間使用しなかったりお湯を使わない夜間に急激に冷やされたりした場合は、配管が凍結してしまいます。

 

配管などが凍結しているのに、無理をして給湯器を使うと、絶対に故障してしまうため辞めておきましょう。

 

使いすぎによる故障

 

何でもそうですが、使いすぎると過度に負担がかかってしまうため、許容オーバーとなり故障してしまいます。

 

給湯器の場合も、家庭用なのに業務用レベルで使用したり、取扱説明書にはない使い方を続ければあっという間に壊れます。

 

給湯器が故障したことによる不具合

 

では、給湯器が故障した場合の不具合について見ていきましょう。

 

お湯になるのが遅くなった

 

本来であれば、お湯を使いたいと思って給湯器を利用するのに、なぜかかなり遅れてお湯がでてくることがあります。

 

それは、給湯器が故障している可能性があります。

 

とくに冬場はとても寒いため、冷やされた水を温めるのが遅くなることがあります。

 

1度や2度くらいお湯の出が遅いくらいであれば、大きな問題はありませんが、毎回そのような現象になるのであれば要注意です。

 

水漏れが発生するようになった

 

給湯器で、頻繁に発生するのが水漏れによる故障です。

 

とくにパッキンなどの付属部品が劣化してしまったことで、水漏れが発生してしまいます。

 

たかが水漏れと思っていたら、大きな事故につながる可能性があるため、放置するのではなく業者に問い合わせをしておくべきと言えます。

 

黒い煙がでるようになった

 

さすがに、機械から黒い煙がモクモクとでると、さすがにびっくりするはずです。

 

給湯器も機械ですから、当然使い方によっては黒い煙が発生します。

 

もし、給湯器から黒い煙が出るのであればそれは不完全燃焼によるものです。

 

そのまま利用すると、一酸化炭素中毒になるか火災発生の可能性があるため、使用はいったんストップしましょう。

 

そのうえで業者に問い合わせをして、ベストな方法を聞いてください。

 

ガス給湯器が故障かもと思ったときに自分でできること

 

何でもかんでも、業者に問い合わせをするのは抵抗がある。

 

そんな人は多いはずです。

 

では、なるべく自分で対処したいと思った場合、何をするべきなのでしょうか。

 

エラーコードが表示されていないかを確認

 

給湯器に何らかの不具合が発生しているのであれば、リモコンにエラーコードが表示されている可能性がありまる。

 

エラーコード数字によって、どこが故障しているのかを表してくれるため、自分でも判断できるというメリットがあります。

 

ただし、エラーコードはかなり細かく分けられているため、初見ですとどういうエラーなのかが絶対に解りません。

 

もし、エラーコードが表示されたのであれば取扱説明書、もしくはメーカーのホームページを見て判断するようにしてください。

 

また、点検を要するエラーコードが表示された場合は、無理に自分で対処するのではなくプロに任せるようにしましょう。

 

凍結による故障の場合

 

配管などが凍結していた場合、ついついお湯をかけてしまいたくなりますが、それはNGです。

 

なぜなら、お湯をかけたことで故障してしまう可能性があるからです。

 

ですから、無理やり溶かすのではなく自然に溶けるのを待つべきと言えます。

 

また、凍結が解消された後は、念のために水漏れが発生していないかどうかを確認しておきましょう。

 

追い焚きや温度調整がうまくできない場合

 

給湯器を利用していると、なぜか追い焚きや温度調整がうまくできないことがあります。

 

それは、お風呂のフィルターが髪の毛やゴミが詰まっているからかもしれません。

 

もし、温度設定がうまくできているのに、調整が上手くいかない場合はフィルターを掃除してみることをおすすめします。

 

フィルターを掃除しても温度調整が上手くいかないのであれば、業者に問い合わせをするようにしましょう。

 

給湯器を少しでも故障から遠ざけるために

 

給湯器は毎日使うものですし、できれば少しでも長く活躍してほしいと思うものです。

 

では、給湯器を少しでも故障から遠ざけるためには、何をするべきなのでしょうか。

 

給湯器周辺に物を置いてはいけない

 

基本的に給湯器は、室外に設置することが多いためまったく触らないことがほとんどです。

 

ですが、環境によっては給湯器周辺に、さまざまな物を置く場合があります。

 

排気口がふさがってしまうと、一酸化炭素中毒になったり故障になったりするため絶対に物は置かないようにしましょう。

 

入浴剤の利用は注意すること

 

普段から入浴剤を利用しているご家庭は、多いはずです。

 

しかし、入浴剤の使い方を間違ってしまうと給湯器の故障に繋がる可能性があります。

 

とくに、入浴剤を入れてからの追い炊きは要注意です。

 

なぜなら、入浴剤が配管を通るためさまざまな成分が付着し劣化の原因になってしまうからです。

 

また、最近ではさまざまな入浴剤が販売されていますが、特殊なものは注意事項などを読んだうえで利用するようにしましょう。

 

給湯器が故障したら修理か交換かどちらにするべき?

 

もし、給湯器が故障したのであれば修理か交換するべきなのかを迷ってしまいます。

 

給湯器の寿命は10年ですから、その期間を目安に修理か交換かを考えてください。

 

また、メーカーによっては保証期間があるため、その期間内で故障したのであれば迷わず修理を選択しましょう。

 

給湯器の設置から10年移行に故障したのであれば、業者と相談の上、新しい給湯器に交換することも考えてください。

 

交換にはお金がかかりますが、10年前と今とでは給湯器の性能が異なるため、より快適に利用できるのではないでしょうか。

 

まとめ

 

給湯器が故障してしまうと、修理にするのか交換にするのかを非常に迷ってしまうものです。

 

自分で対処できることを行い、それでも難しそうであればプロにお任せするべきといえるでしょう。