毎日料理をするために使うキッチンですが、そのなかで最も大切なものといえばガスコンロではないでしょうか。
ガスコンロひとつあれば、食材を焼くことも煮ることもできるため、まさに料理の幅が広がると言っても過言ではありません。
しかし、突然ガスコンロの火がつかなくなったとしたらどうでしょうか。
ガスコンロも使い続ければ、どこかのタイミングで火がつかなくなることもあります。
そこで今回は、ガスコンロの火がつかないときの対処法についてお話しますので、参考にしてみてください。
ガスコンロの火がつかない理由
ガスコンロの火がつかない場合は、もしかして壊れたのでは、と思ってしまうかもしれません。
しかし、一時的なものの可能性があるため、火がつかない理由についてチェックしてみましょう。
指定されていない受け皿を使っている
ガスコンロを毎日使うからこそ、汚したくないと思うものです。
とは言っても、毎日掃除するのは面倒と思うのが通常の考えです。
そこでよく利用されるのが、アルミ製の汁受け皿です。
アルミ製の汁受け皿は使い捨てということもあり、汚れが気になったら取り替えるだけですから、掃除の必要がありません。
しかし、このアルミ製の汁受け皿のサイズなどが適切ではないと、点火センサーに当たってしまい火がつかなくなる可能性があります。
ガスの元栓が閉まっている
当たり前かもしれませんが、ガスの元栓が閉まっていればどう頑張ったとしても火はつきません。
料理が終れば、安全のために毎日ガスの元栓を閉めるということをしているのであれば、完全に日常的な行動になっているはずです。
だからこそ、ガスコンロに火がつかないとびっくりしてしまい、当たり前のことすら忘れてしまうというわけです。
まずは落ち着いて、ガスコンロの元栓を閉めているのかどうかの確認をしておきましょう。
ソフトコードが折れている
ソフトコードとは、ガス栓とガスコンロをつなぐ太いコードのことを表します。
ガス栓から、このソフトコードによってガスコンロにガスを供給することができます。
このソフトコードも、何かのひょうしに折れ曲がってガスが送れなくなったり、穴が開いてしまったりするとガス漏れを
起こしたりする可能性があります。
ソフトコードが折れている場合は、折れないように向きを変えること、穴が開いているのならすぐに交換することをおすすめします。
電池切れ
意外に抜けてしまうかもしれませんが、ガスコンロは乾電池で動くものがほとんどです。
つまり、乾電池の容量がなくなると火がつかないというわけです。
ですから、もしガスコンロの火がつかないのであれば、乾電池を交換してみてください。
乾電池の交換で火がつくようであれば、解決したと思ってもいいでしょう。
バーナーキャップが濡れている
バーナーキャップとは、点火部分にある部品のことを表します。
たとえば、このバーナーキャップが少しでも濡れてしまうと火がつかないため、ガスコンロが壊れてしまったのでは、と思ってしまうわけです。
しかし、単純にバーナーキャップが乾ききれば、火力は復活します。
お鍋からふきこぼれたり、バーナーキャップを掃除したりした場合は濡れているので、乾かすようにしましょう。
寿命により火がつかない
ガスコンロも長いこと使用していると、いつかかならず寿命を迎えて使えなくなってしまいます。
当然、修理をする選択肢も考えられますがこれからまた近いうちに故障することも考えられます。
したがって、寿命がくるまで使ったのであれば修理をするよりかも新しく交換するべきだと言えます。
ガスメーターのランプが点滅している
ガス栓や乾電池以外に、チェックしておくところがあります。
それはガスメーターのランプです。
もし、ガスメーターのランプが赤く点滅しているようでしたら、ガスが止まっています。
何らかの理由でガスメーターが止まっているため、ガス会社に問い合わせてみるようにしましょう。
ガスコンロが汚れすぎている
ガスコンロが汚れすぎていると、小さなゴミやホコリなどが大量にくっついて火がつかない場合があります。
とくに、バーナーの火口がゴミで詰まっていると、火をつけることができません。
ガスコンロをあまり掃除しないと、どんどん頑固な汚れになってしまい、掃除するのも大変になってしまうため、
定期的に掃除するようにしましょう。
チャイルドロックがかかっている
ガスコンロの種類によっては、チャイルドロックの設定ができるものがあります。
当然ですが、チャイルドロックがONになっていると火がつかないような仕組みになっているため、ガスコンロを掃除しようが何をしようが、
何も起こらないというわけです。
何かの拍子にチャイルドロックがONになってしまうこともあるため、チェックしてみましょう。
ガスコンロの火がつかないときにやるべきこと
ガスコンロの掃除をしても、異変があるところを改善しても、まったく火がつかないこともあります。
そんなときにはどういう選択肢を取るべきなのでしょうか。
ガスコンロを新しいものに交換する
ガスコンロの調子が悪く火もつかないのであれば、いっそのこと新しいものに交換する選択肢をおすすめします。
今のガスコンロはいつごろ購入されましたでしょうか。
きっと、いつ購入したのか解らないくらい昔のはずです。
つまり、それだけ年月が経っているということではないでしょうか。
昔のコンロより、最新のコンロのほうが機能的にもデザインにも優れており、それだけでも買い替えるメリットはあります。
たとえば、安全センサーを導入したガスコンロはじめ、お手入れが簡単な機能まで、昔のガスコンロになかったものが、
今では当たり前のようについています。
ガスコンロの専門業者にチェックしてもらう
ガスコンロに火がつかないと思ったのであれば、自分で何とかしようと思わずに専門業者に相談するべきと言えます。
なぜなら、ガスコンロはガスを使用しているため、間違ったことをすると大きな事故につながりやすいからです。
ですから、万が一のことを考えて最初から専門業者に相談しておくことがとても重要ではないでしょうか。
もし片方だけのガスコンロの火がつかないときは
ガスコンロを使っているということは、2口や3口あるはずです。
しかし、なぜか片方だけしか火がつかない場合がありますので、その際のチェック事項をお伝えします。
つまみをひねってみる
片方の火がつかない場合は、ガスコンロのつまみを回してみてください。
その際に、火花が散るかどうかを確認してみましょう。
火花が全く散らない場合は、電池切れの可能性が高いです。
ですから、あらためて乾電池を新しく交換し再度チャレンジしてみてください。
ガスコンロのキャップがズレている
ガスコンロの火がつかない場合は、もしかしたらキャップがズレている可能性があります。
キャップが少しでもズレてしまうと、火がつかなくなるため要注意です。
まずは、ガスコンロとキャップの位置が正しいのかどうかを確認しましょう。
まとめ
長くガスコンロを使っていると、突然火がつかなくなるタイミングがやってきます。
そんなときには慌てることなく、ひとつひとつ原因をつぶしていってください。
それでも原因が解らないのであれば、プロの専門業者に問い合わせをしてみましょう。