毎日利用する給湯器ですが、とあるタイミングで何やら異変に気付くことがあります。
それは、給湯器の電源が入らないことではないでしょうか。
正直なところ、いきなり給湯器の電源が入らないと焦ってしまうものです。
とくに、お湯を利用したい真冬に電源が入らないと、本当に困ってしまいます。
そこで今回は、給湯器の電源が入らないときに、どうやって対処するべきなのかをお伝えしますので、参考にしてみてください。
給湯器の電源が入らない理由について解説
まずは、給湯器の電源が入らない対処法の前に、なぜそうなってしまうのかの理由についてお話いたします。
給湯器の電源が抜けている可能性
給湯器の電源が入らない理由として、そもそもの電源が抜けている可能性があります。
給湯器の電源コンセントは、屋外に設置されていることがほとんどです。
しかし、何かの拍子でコンセントが抜けてしまい電源がまったくつかない状況になってしまうというわけです。
あまり屋外のコンセントは見ないかもしれませんが、もし給湯器の電源が入らないのであれば念のためにチェックしておくべきと言えます。
ブレーカーが落ちている可能性
給湯器の電源が入らないのは、もしかしたらブレーカーが落ちている可能性があります。
たとえば、電気を一気に使いすぎたり漏電だったりでブレーカーが落ちてしまったことがある人もいるはずです。
当然、ブレーカーが落ちてしまうと給湯器の電源が入らないのも納得がいきます。
ですから家のなかのブレーカーをチェックして、落ちているようでしたら元に戻すようにしましょう。
給湯器のリモコンが消えている可能性
給湯器の電源が入らない多くの理由として、リモコンの電源がOFFになっていることがあげられます。
たとえば、自分以外の家族が給湯器を使わないからと言ってOFFにすることも考えられます。
もちろん、給湯器のリモコンがOFFになっていればお湯はでません。
まずは給湯器のリモコンをチェックしてみて、OFFになっているようでしたらONにするだけで解決できます。
単純に寿命を迎えてしまった可能性
どんなものでもそうですが、寿命を迎えてしまったのであれば利用することは難しいと言えます。
とくに給湯器は機械ですし、毎日使うものですから劣化スピードははやい傾向にあります。
もし、あらゆる対処をしても給湯器の電源が入らないようであれば寿命を迎えて故障の可能性があります。
ですから、給湯器の故障かもと思ったのであればプロの業者に問い合わせするようにしましょう。
給湯器の液晶パネルの電源がつかない理由について解説
給湯器の電源が入らない場合、液晶パネルに問題があることもあります。
ここからは給湯器のパネルの電源が入らない場合の理由についてお話します。
節電モードになっている
実は給湯器が節電モードになっていると、液晶パネルの表示がOFFになってしまいます。
この節電モードは、しばらくお湯を使わないと勝手に液晶パネルがOFFになってしまうというわけです。
ぱっと見、電源が壊れたのではと思ってしまうかもしれませんが、ある意味省エネモードになっているだけですから、
リモコンを押すかお湯を出すことで簡単に解決できます。
万が一液晶パネルがつかなかった場合
もし、給湯器の液晶パネルがつかなかった場合は、他にも悪さをしている可能性があります。
ご自宅に2つ以上の液晶パネルがありましたら、他の液晶パネルが動いているのかどうかをチェックしてみてください。
仮に、片方の液晶パネルが正常に動いているのに、もう片方の液晶パネルが不動の場合は、壊れている可能性があります。
また、お湯は出ているのにもかかわらず液晶パネルがつかない場合も同様に、不具合の可能性がありますので、
専門業者に問い合わせするようにしましょう。
給湯器のエラーコードが表示されてしまった
給湯器の電源が入らない理由として、エラーコードの出現が該当します。
エラーコードとは、給湯器に何かしらの不具合や異変が起きたときに表示されるコードのことを表します。
給湯器のリモコンに、見慣れない数字が表示されていればそれはエラーコードの可能性が高いです。
エラーコードは、たくさんあるため表示されているようでしたら取扱説明書か、もしくはメーカーのホームページをチェックして、
原因を知ることからはじめましょう。
もちろん、自己解決できるエラーコードもありますが、それが無理な場合は専門業者にお任せするべきと言えます。
ガスそのものが停止している
何かしらの異変があると、ガスを安全に利用するためにあえて供給がストップしてしまうことがあります。
たとえば、最近頻繁に発生している大きな災害によるものが該当します。
大きな災害が発生すると、場合によっては正常にガスが供給できなくなってしまいます。
むしろ、そんな状況でガスを供給すると大きな事故にもなりかねません。
もし、ガスメーターのランプが赤く点滅しているようでしたらガスの供給の問題です。
ガスを安全に利用するために、ガス器具をすべて使わないようにしてください。
そして、メーターにある復帰ボタンを左に回してはずしましょう。
復帰ボタンを押すとランプが点灯するため、3分ほどお待ちください。
最終的にランプが消えるとガスが使える証拠ですので、安心してご利用ください。
ただし、この動作も心配であれば専門業者に問い合わせすることをおすすめします。
給湯器が凍結してしまった
実は、凍結とは無縁そうな給湯器もタイミングによっては凍ってしまうということをご存知でしたでしょうか。
もちろん、給湯器や配管が凍ってしまうとお湯がでなくなってしまいます。
しかし、なぜそんなことになってしまうのでしょうか。
それは、冬場でなおかつ氷点下を超えるような寒さになってしまっているからです。
さすがのお湯も、寒さには勝てません。
とくに極寒を想定していない暖かい地域に、給湯器の凍結が多発してしまいます。
もし、どうしても給湯器を利用したいのであれば、配管にぬるま湯をかけるか、もしくは自然解凍で待つようにするべきです。
ただし、はやく使いたいからと言って熱湯をかけるのはNGです。
ガス栓や給水バルブが閉まっている
給湯器が使えないのは、もしかしたらガス栓や給水バルブが閉まっているのかもしれません。
基本的には、給湯器のガス栓や給水バルブは勝手に閉まることはありません。
しかし、新築物件に住んだり誰かのいたずらによって閉められてしまうこともあるため、念のためにチェックしておきましょう。
そもそも給湯器内の部品が故障している
給湯器が、ウンともスンとも言わないようであれば給湯器内の部品が劣化し、故障している可能性があります。
当然、そのような状態の場合は、自分で何とかしようとするのはよくありません。
勝手な判断で、給湯器を自分で修理しようとすると大きな事故にもつながってしまう可能性が非常に高いです。
もし、部品が故障しているのかも、と思ったのであれば絶対に専門業者に問い合わせをしましょう。
まとめ
毎日使っている給湯器が、突然電源が入らないようになると、とても焦ってしまうものです。
とくに今すぐ使いたい状況であれば、なおさらです。
簡単に対応できることは自分でやるのもいいですが、万が一のことも考えてプロの専門業者にお任せするようにしましょう。